印鑰天神社(読み)いんにやくてんじんしや

日本歴史地名大系 「印鑰天神社」の解説

印鑰天神社
いんにやくてんじんしや

[現在地名]鹿島市大字納富分字納富分

納富分のうどみぶんの印鑰に鎮座し、一般に印鑰天神とよばれる。印鑰社は古代における国衙郡家などの印や鍵を納めてあった神社であり、この社は藤津郡家と密接な関係にあったことが推定される。

この神社に関する最古の記録は、南北朝時代の貞和六年(一三五〇)印鑰天神坪付が一通あるが、近くにあった金剛勝院との関係などから平安時代にまでさかのぼって考えられる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

関連語 天神講 著色

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む