日本大百科全書(ニッポニカ) 「危険断面」の意味・わかりやすい解説 危険断面きけんだんめん 梁(はり)に荷重が作用するとき、破損に対してもっとも危険な断面をいう。梁は一般に曲げ応力により破損する。一様な断面の梁において、曲げ応力はその断面に作用する曲げモーメントに比例する。したがって、最大曲げモーメントの作用する断面で曲げ応力が最大となり、この断面が危険断面となる。一様な断面の梁からなる構造物の梁の寸法の設計は、この危険断面について考えればよい。[林 邦夫] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例