厓山(読み)ガイサン

デジタル大辞泉 「厓山」の意味・読み・例文・類語

がいさん【厓山】

中国広東省、珠江の河口付近にある小島。1279年、元の張弘範猛攻を受け、南宋陸秀夫幼帝へいを背負って入水した地。

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精選版 日本国語大辞典 「厓山」の意味・読み・例文・類語

がいざん【厓山】

  1. 中国広東省新会県の南、珠江デルタの中にある小島。南宋朝滅亡の場所。一二七九年、張広範の率いる元軍が、この地に拠った南宋軍を破り、幼帝、衛王趙昺(こう)が陸秀夫に抱かれて入水した。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「厓山」の意味・わかりやすい解説

厓山
がいざん
Ya-shan; Ai-shan

崖山とも書く。中国,広東省新会県の南にある小島。祥興2 (1279) 年,南宋 (→ ) が元軍のため滅ぼされたところ。

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旺文社世界史事典 三訂版 「厓山」の解説

厓山
がいざん

中国広東省中部,広州 (コワンチヨウ) ちかくにある小島
1279年元軍に攻められた南宋皇帝が海に投じ,南宋が滅亡した地。

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