デジタル大辞泉 「原始重力波」の意味・読み・例文・類語 げんし‐じゅうりょくは〔‐ヂユウリヨクハ〕【原始重力波】 インフレーション宇宙論から導かれる時空構造のゆらぎに伴う重力波。宇宙創成直後に生じた量子ゆらぎが時空構造に作用し、インフレーションによる急激な加速膨張によってゆらぎが拡大され、特有のパターンをもつ重力波となると考えられている。インフレーション宇宙論によれば、宇宙背景放射にBモード偏光という原始重力波に由来する偏光が存在すると予想されている。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例