原市場村(読み)はらいちばむら

日本歴史地名大系 「原市場村」の解説

原市場村
はらいちばむら

[現在地名]飯能市原市場

赤沢あかざわ村の北に位置する。日影ひかげ村が分立して成立した村で、加治かじ領に属した(風土記稿)。元禄郷帳に村名がみえ高四一一石余。国立史料館本元禄郷帳では幕府領、ほかに高源こうげん寺領・西光寺領・医王いおう寺領がある。「風土記稿」によると化政期には三卿の一の一橋領、家数一三〇。農間稼として古くから紙漉を行い、当時も三六軒がこれに従事していた。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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