精選版 日本国語大辞典 「紙漉」の意味・読み・例文・類語
かみ‐すき【紙漉】
- 〘 名詞 〙 和紙を漉くこと。また、それを職とする人。《 季語・冬 》 〔庭訓往来(1394‐1428頃)〕
- 紙漉〈紙漉重宝記〉
- [初出の実例]「紙漉の漉残してや初氷〈巴静〉」(出典:俳諧・類題発句集(1774)冬)
紙漉の補助注記
特に、女性の紙漉き職人は「かみすきめ(紙漉女)」と呼ばれることがある。
かみ‐こし【紙漉】
- 〘 名詞 〙 不純物などを取り除くために、紙でこすこと。また、紙でこした精製油。
- [初出の実例]「本天満町まちの幅さへほそぼその。柳腰柳髪とろりとせいもたね油、梅花紙こし、ゑの油」(出典:浄瑠璃・女殺油地獄(1721)上)