ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「原籍国主義」の意味・わかりやすい解説 原籍国主義げんせきこくしゅぎ EU各国が互いの国の金融ルールを尊重し,自国内で営業する他国の金融機関に対し,その金融機関の母国の金融当局の規制・監督が及ぶことを相互に認めるルール。金融業務分野の統合に関する銀行指令で打ち出されたもので,原籍国主義が採用されれば,規制の甘い国の金融機関ほど自由に活動できることとなり,結局のところ各国の規制は最も甘い国のレベルに収束し,全体として規制緩和が進むとみられる。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by