厨家(読み)ちゅうか

精選版 日本国語大辞典 「厨家」の意味・読み・例文・類語

ちゅう‐か【厨家】

  1. 〘 名詞 〙 食物を調理する所。台所くりや。みずしどころ。
    1. [初出の実例]「以太政官厨家綿、賜上下各二屯」(出典日本三代実録‐天安二年(858)一二月一三日)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の厨家の言及

【郡家】より

…8~9世紀の郡家の構成を知る史料は少なく,律令国家の衰退した11世紀中ごろの《上野国交替実録帳》がまとまった史料として有名。それによれば,郡家は,郡庁,館,厨家(くりや),正倉の四つの部分から構成される。郡庁は郡司が政務をとる政庁で,庁屋を中心に向屋,副屋,公文屋の4棟の建物があり,館屋,宿屋,納屋,厨,厩などが付属する場合もある。…

※「厨家」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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