厩牧令(読み)くもくりょう

精選版 日本国語大辞典 「厩牧令」の意味・読み・例文・類語

くもく‐りょう‥リャウ【厩牧令】

  1. 〘 名詞 〙 古代法令。令の編目で、牛馬の飼養および駅馬、伝馬などについて規定したもの。きゅうもくりょう

きゅうぼく‐りょうキウボクリャウ【厩牧令】

  1. 〘 名詞 〙くもくりょう(厩牧令)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の厩牧令の言及

【水駅】より

…律令時代の日本は駅伝制も唐にならい,水駅については〈閑繁(かんぱん)を量(はか)って,駅別に船四隻以下二隻以上を置け。船に随って丁を配せよ〉と,厩牧令(くもくりよう)に唐の厩牧令と同様な規定を設けた。しかし日本には舟運を利用しうるほど大きな水路はなく,駅路などの渡船場には雑徭による度子(わたしもり)を置けばよかったので,延喜式では全国の陸駅400に対して水駅が越後に1,水陸兼用の駅が出羽に1のみであり,駅以外に伝馬と船を配置した所も出羽の最上川沿いに3ヵ所あるにすぎなかった。…

※「厩牧令」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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