去者は日々に疎し(読み)さるものはひびにうとし

精選版 日本国語大辞典 「去者は日々に疎し」の意味・読み・例文・類語

さる【去】 者(もの)は日々(ひび)に疎(うと)

(「文選古詩十九首一四」の「去者日以疎、生者日以親」による) 親しかった者でも、離れるに従ってしだいに交情が薄くなっていく。死んだ人は月日が経つにつれてだんだんと忘れられていく。
徒然草(1331頃)三〇「年月経ても、露忘るるにはあらねど、去者は日々に疎しといへることなれば」

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