参木録郎(読み)ミツギ ロクロウ

20世紀日本人名事典 「参木録郎」の解説

参木 録郎
ミツギ ロクロウ

大正・昭和期の実業家 東京ガス社長。



生年
明治11(1878)年5月10日

没年
昭和10(1935)年1月1日

出生地
栃木県上都賀郡南摩村(現・鹿沼市)

学歴〔年〕
東京帝大工学部卒

学位〔年〕
工学博士

経歴
旧南摩村初代村長・参木彦次の六男として生まれる。直木燐寸(マッチ)製造所、板橋陸軍火薬製造所などを経て、明治39年ドイツに留学。43年帰国し友人らと千代田瓦斯を創設し、44年東京瓦斯に合併され、同社技師長を経て、大正8年常務。10年料金値上げに絡む東京市疑獄事件で退社するが、昭和2年取締役に復帰、のち社長に就任した。6年京浜コークス社長も務めた。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

関連語 学位 学歴

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「参木録郎」の解説

参木録郎 みつき-ろくろう

1878-1935 大正-昭和時代前期の経営者
明治11年5月10日生まれ。44年東京瓦斯(ガス)にはいり,大正8年常務。10年料金値上げにからむ東京市疑獄事件で退社した。昭和2年取締役に復帰,6年京浜コークス社長。昭和10年1月1日死去。58歳。栃木県出身。東京帝大卒。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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