又代官(読み)まただいかん

精選版 日本国語大辞典 「又代官」の意味・読み・例文・類語

また‐だいかん‥ダイクヮン【又代官】

  1. 〘 名詞 〙 代官の代官。特に、中世小守護代(こしゅごだい)地頭代などに代わって、その職務を執り行なった者。また、その職名。〔若狭国守護職次第(1196‐1422)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の又代官の言及

【地頭代】より

…さらに地頭代が小代官と称する下級の地頭代を置くこともあった。小地頭代ともいうべき又代官は多く地頭代の従者がこれに任ぜられたため,そこには三重の主従関係もみられた。しかし一方でこうした地頭代はいずれも領主制を志向したわけで,忠実な地頭代官ばかりではなかった。…

※「又代官」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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