デジタル大辞泉 「及び掛かる」の意味・読み・例文・類語 および‐かか・る【及び掛かる】 [動ラ四]1 届きそうになる。「七十ななそぢに―・れる杖なればすがりてのみぞ足も立ちける」〈新撰六帖・四〉2 前方へのしかかる。「人の後ろにさぶらふは、様悪しくも―・らず、わりなく見んとする人もなし」〈徒然・一三七〉 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「及び掛かる」の意味・読み・例文・類語 および‐かか・る【及掛】 〘 自動詞 ラ行四段活用 〙① 今にも届きそうになる。近づきかかる。[初出の実例]「ななそぢにおよひかかれる杖なればすがりてのみぞ足も立ちける〈藤原信実〉」(出典:新撰六帖題和歌(1244頃)四)② 前のめりになる。前の方へのしかかる。[初出の実例]「若く末々なるは、宮仕へに立ち居、人の後(うしろ)にさぶらふは、様(さま)あしくもおよびかからず、わりなく見んとする人もなし」(出典:徒然草(1331頃)一三七) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例