双六町(読み)すごろくちよう

日本歴史地名大系 「双六町」の解説

双六町
すごろくちよう

[現在地名]日野町大窪おおくぼ 双六町

内池うちいけ町の西に続き、日野大窪町のほぼ中央南寄りにある。塗師屋ぬしや町とも称し、天文(一五三二―五五)初年頃の城下町形成時に、三十坪みそつ村の一部にあった双六村の増田徳右衛門ら塗師を職業とする一五戸の移住により職人町として成立(「吉村覚玄書状」日野町志)。城下町割に内池町通五ヵ町の一として町名がみえ、正徳五年(一七一五)の三町絵図では東寄りに南面して智教ちきよう寺が描かれる。延宝七年(一六七九)から日野大窪町鍛冶組に所属。木地屋や塗師が住し、享保二〇年(一七三五)には五軒、安永四年(一七七五)には一四軒、文化五年(一八〇八)には一軒の木地屋がいた(各年君ヶ畑氏子狩帳)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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