取っ掴まえる(読み)とっつかまえる

精選版 日本国語大辞典 「取っ掴まえる」の意味・読み・例文・類語

とっ‐つかま・える‥つかまへる【取掴・取捕】

  1. 〘 他動詞 ア行下一(ハ下一) 〙 ( 「とっ」は接頭語 ) 「つかまえる(掴)」を強めていう語。とっつらまえる。とつかまえる。
    1. [初出の実例]「こいつとっちめてくれべいと、とっつかまへたらば」(出典:歌舞伎・伊勢平氏栄花暦(1782)三立(暫))

とっ‐つらま・える‥つらまへる【取掴・取捕】

  1. 〘 他動詞 ア行下一(ハ下一) 〙とっつかまえる(取掴)
    1. [初出の実例]「だだをおこすと、とっつらまへて、ももんぢいに喰はっせるぞ」(出典:歌舞伎・男伊達初買曾我(1753)一)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android