とり‐くだ・す【取下】
- 〘 他動詞 サ行四段活用 〙
- ① 手にとって運びおろす。
- [初出の実例]「あじゃり聞召、こまのだんを取下し、一ざ二ざまでたき給ふ」(出典:説経節・あいごの若(山本九兵衛板)(1661)六)
- ② 高い地位からおろす。地位を下げる。
- [初出の実例]「少納言は一の仁も成なんどして、左右なくとり下されぬ官也」(出典:陽明文庫本平治(1220頃か)上)
- ③ つかまえて都から地方へ送る。逮捕して下向させる。
- [初出の実例]「東の人は情なきと聞けば、今にとりくだされて、如何なる憂目をか見んずらん」(出典:義経記(室町中か)五)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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