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少納言 しょうなごん

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

少納言
しょうなごん

令制における太政官判官。詔勅宣下のことを司り,駅鈴内印 (天皇御璽) ,外印 (太政官印) の出納を取扱った。定員3人で侍従を兼任した。弘仁1 (810) 年蔵人所が設置されると主要な職務はそれに移り職権は弱まった。

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デジタル大辞泉の解説

しょう‐なごん〔セウ‐〕【少納言】

律令制で、太政官(だいじょうかん)の判官(じょう)。外記(げき)を率いて官印の管理や太政官の事務をつかさどり、侍従を兼ねた。すないものもうし。すないものもうすつかさ。

すない‐ものもうし〔‐ものまうし〕【少納言】

しょうなごん(少納言)」に同じ。〈和名抄

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百科事典マイペディアの解説

少納言【しょうなごん】

律令制で,天皇に侍(じ)して,駅鈴(えきれい)の交付や天皇印の押捺(おうなつ)などの小事を命令・報告する官。定員3人。侍従を兼ねる。弁官(べんかん)・外記(げき)とともに太政官(だいじょうかん)の事務部門の要職だったが,平安初期以後は蔵人(くろうど)が実権をにぎり,閑職となった。

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朝日日本歴史人物事典の解説

少納言

生年:生没年不詳
室町幕府6代将軍足利義教の仕女,義教の残忍峻烈な性格のため尼にされた。長谷川某の息女。『看聞日記』永享4(1432)年8月6日条によれば,申次の誤りがあったとして室町殿(義教)に打擲され,髪を切られた。さらに義教はこれを尼衆にして法華寺へ追い下し,父長谷川の所領をも没収した。

(勝浦令子)

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世界大百科事典 第2版の解説

しょうなごん【少納言】

日本古代律令制の官職の一つ。もと,7世紀後半の天武朝に設置された太政官は,納言(ものもうすつかさ)という単一の官職で構成された官司であったと推定される。この納言は天皇に近侍して,天皇の命令を臣下に宣し,臣下の意見を天皇に奏することを任とした。飛鳥浄御原令(689施行)の官制で納言は大納言中納言,小納言に分けられた。しかし701年(大宝1)の大宝令の官制では中納言が廃止され,大納言には侍奉官,奏宣官の任とともに議政官としての権能が付与されたが,小納言改め少納言は侍奉官,奏宣官にとどめられた。

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大辞林 第三版の解説

しょうなごん【少納言】

律令制で、太政だいじよう官の判官じよう。外記げきを率いて小事の奏宣、内印・外印の管理などにあたった。定員三名で侍従職を兼ねる要職だったが、蔵人所くろうどどころの設置により閑職となった。すないものもうし。すないものもうすつかさ。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

少納言
しょうなごん

令制(りょうせい)官職の一つ。「すないものもうし」とも読む。太政官(だいじょうかん)の少納言局に属し、駅鈴、内印(天皇御璽(ぎょじ)の印)、伝符(でんぷ)(郡馬を徴発する符)、飛駅(ひえき)の函鈴(かんれい)(急を要する場合)を取り扱い、また外印(げいん)(太政官印)を押すときに監督する。定員は3人で、いずれも侍従(じじゅう)を兼ね、地位は低いが重要な職であった。808年(大同3)定員外に1人増加、翌年また1人を追加したが、813年(弘仁4)定員の3人に戻した。[渡辺直彦]

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