取持顔(読み)とりもちがお

精選版 日本国語大辞典 「取持顔」の意味・読み・例文・類語

とりもち‐がお‥がほ【取持顔】

  1. 〘 名詞 〙
  2. なかをとりもつような顔つき、様子
    1. [初出の実例]「軍の次第を奏問して、御前宜しく計はんと、うはべはぬっぺり取持(とリもチ)顔」(出典:浄瑠璃・義経千本桜(1747)一)
  3. もてなしをするような素ぶり、顔つき。
    1. [初出の実例]「みさかなに何よけんなどと、とりもちがほなるもつきづきし」(出典:評判記・たきつけ草(1677))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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