取掛(読み)とっかかり

精選版 日本国語大辞典 「取掛」の意味・読み・例文・類語

とっ‐かかり【取掛】

〘名〙 「とりかかり(取掛)」の変化した語。
※漫談集(1929)巡業隊〈大辻司郎〉「温泉町が、御行儀よく一列に並んでゐます。このトッカカリの大坤と言ふ宿に、私共は巣をくってゐました」

とっ‐かか・る【取掛】

〘自ラ五(四)〙 「とりかかる(取掛)」の変化した語。
島崎藤村(1946‐56)〈平野謙新生藤村は迫りくる老いの躯を鞭うって『夜明け前』にとっかかり」

とっ‐か・ける【取掛】

〘他カ下一〙 「とりかける(取掛)」の変化した語。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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