叙事的演劇(読み)ジョジテキエンゲキ

デジタル大辞泉 「叙事的演劇」の意味・読み・例文・類語

じょじてき‐えんげき【叙事的演劇】

《〈ドイツEpisches Theaterブレヒトが提唱した演劇理論。観客感性に訴えるような従来の演劇に対し、距離をもって批判的に観察・認識させようとする演劇の方法。叙事詩的演劇。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の叙事的演劇の言及

【叙事演劇】より

…しばしば〈叙事的演劇〉とも訳される。なお,これを〈叙事詩(的)演劇〉と訳す場合もあり,言葉だけからいえばそのような訳も可能ではあるが,〈叙事詩〉の語が強く古典的な文学上の概念そのものを想起させるので,以下に述べるようなこの演劇理念の本意を考えるならば,〈叙事詩(的)演劇〉の訳語はふさわしいとはいえまい。…

※「叙事的演劇」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android