口を拭う(読み)クチヲヌグウ

デジタル大辞泉 「口を拭う」の意味・読み・例文・類語

くちぬぐ・う

《盗み食いの後、口をふいて素知らぬ顔をする意から》何か悪いことをしていながら素知らぬふりをする。また、知っていながら知らないふりをする。「―・って涼しい顔でいる」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「口を拭う」の意味・読み・例文・類語

くち【口】 を 拭(ぬぐ)

  1. ( 盗み食いをした後で、口をふいてそしらぬ顔をする意から ) 何か悪いことやまずいことをしていながら、していないふりをする。また、知っていながら知らないふりをする。口をふく。
    1. [初出の実例]「台所にて芋をしたたか、せしめられ、口をぬぐふて二階へあがりさまに」(出典:浮世草子・傾城色三味線(1701)京)
    2. 「常に醜怪卑陋の汚行を演じつつ口を拭ふて道義の頽廃を説く者なきや」(出典:社会百面相(1902)〈内田魯庵〉附録)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む