口を立てる(読み)くちをたてる

精選版 日本国語大辞典 「口を立てる」の意味・読み・例文・類語

くち【口】 を=立(た)てる[=立(た)つ]

  1. しゃべりたてる。言いたてる。
    1. [初出の実例]「口(くチ)(たツ)乞者、法師原も、蜘蛛の子を散らして失せにけり」(出典源平盛衰記(14C前)四四)
  2. 生計が成り立つようにする。
    1. [初出の実例]「おくみが得る金も〈略〉おくみ一人の口を立てるのにかつかつぐらゐなわけだったので」(出典:桑の実(1913)〈鈴木三重吉〉一)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

ドクターイエロー

《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...

ドクターイエローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android