口河内村
くちごうちむら
[現在地名]西淡町志知口
片田南村の南西、新川の中流域、西淡丘陵の南東部家山と南辺寺山の間の山間地に立地する。天正一四年(一五八六)一一月三日の淡路国御蔵入目録にみえる「かわち郷」は奥河内村と当村に比定され、高一〇三石が羽柴秀吉の蔵入地であった。阿那賀浦から市村(現三原町)に至る道が通る。正保国絵図に口河内村とみえ、高一五七石余。天保郷帳では高一八九石余。反別戸数取調書では反別一七町八反余、高二一三石余。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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