くち‐なおし‥なほし【口直】
- 〘 名詞 〙 まずいものやにがい薬などを飲食した後、その味を消すために別の物を飲食して、前の味を消すこと。また、そのための飲食物。比喩的に、いやな目にあった時などに、何か他のことをして気分を変えることの意にも用いる。
- [初出の実例]「打付て口直しには木ねりがき」(出典:雑俳・うき世笠(1703))
- 「今夜は仕合(しあわせ)のわるい夜じゃと、ぶ首尾にて表へ出、口なをしによい所もあれがしと」(出典:浮世草子・魂胆色遊懐男(1712)一)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
Sponserd by 