口腔悪習慣(読み)こうくうあくしゅうかん

日本大百科全書(ニッポニカ) 「口腔悪習慣」の意味・わかりやすい解説

口腔悪習慣
こうくうあくしゅうかん

歯の位置、咬合(こうごう)(かみ合せ)関係、あるいはあご・顔面の成長に悪影響を及ぼすような習癖の総称。指の吸引(指しゃぶり)、ゴム乳首の長期間常用などの吸癖、舌や口唇、指などを不必要にもてあそぶ弄癖(ろうへき)、爪(つめ)や唇などをかむ咬癖、異常嚥下(えんげ)癖(舌を出したまま飲み込む乳児の吸引形式が残ったもの)、口呼吸などの癖に大別される。これらの習癖があると、前歯部に歯列不正の状態がみられるようになり、上顎前突、開咬(上下歯列弓の垂直的な咬合異常)あるいは狭窄(きょうさく)歯列弓(側方歯群が舌側に動き、歯列弓の幅が減少する形態異常)などの不正咬合を引き起こす。

[市丸展子]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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