日本大百科全書(ニッポニカ) 「上顎前突」の意味・わかりやすい解説 上顎前突じょうがくぜんとつ 上顎が正常の位置より前方に突き出ている状態をいい、不正咬合(こうごう)の一つ。側面から見ると凸型の顔貌(がんぼう)を示す。上顎前突には、前歯のみが前突しているものと、上顎骨自体が前に突き出ているものとがある。原因としては、遺伝による場合のほか、指しゃぶりや弄舌癖(ろうぜつへき)(舌を上下歯牙(しが)の間に挿入しているような習癖)、口呼吸などがあげられる。[市丸展子][参照項目] | 歯列矯正 | 不正咬合 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例 Sponserd by
世界大百科事典(旧版)内の上顎前突の言及 【反歯】より …上下の前歯の前後的なすきまが7~8mm以上あるようなかみ合せの不正状態をいう。歯科学用語では上顎前突upper protrusionと称し,その成因から5類に分けられる。(1)上顎の前歯が正常より前方に位置していたり,前方に傾斜している場合 顔貌上の特徴は,上顎の前突感が著しい。… ※「上顎前突」について言及している用語解説の一部を掲載しています。 出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」 Sponserd by