口説落(読み)くどきおとす

精選版 日本国語大辞典 「口説落」の意味・読み・例文・類語

くどき‐おと・す【口説落】

〘他サ五(四)〙 くどいて相手に承知させる。
※俳諧・毛吹草追加(1647)中「風(かざ)口て口説(クドキ)おとすや姫くるみ〈堅与〉」
※雁(1911‐13)〈森鴎外一六「無理に堅い父親を口説(クド)き落(オト)すやうにして人の妾になった」

くどき‐おとし【口説落】

〘名〙 くどいて相手に承知させること。
※黒船前後(1933)〈服部之総汽船太平洋を横断するまで「実は横断汽船のための和親条約を以て、単なるくどき落しの一手だったと」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android