古峯神社(読み)ふるみねじんじゃ

日本大百科全書(ニッポニカ) 「古峯神社」の意味・わかりやすい解説

古峯神社
ふるみねじんじゃ

栃木県鹿沼(かぬま)市草久(くさぎゅう)古峯(こぶ)ヶ原(はら)に鎮座祭神日本武尊(やまとたけるのみこと)。創祀(そうし)年代不詳。社伝では、当社祠官(しかん)石原家の先祖で日本武尊の家臣であった藤原隼人(はやと)が尊の遺徳をしのび創祀したものという。中世以降、日光修験(しゅげん)の道場となり、日光より金剛童子(こんごうどうじ)の像を迎えて神殿に祀(まつ)り金剛峯権現(こんごうみねごんげん)と称した。明治初年の神仏分離により古峯神社となる。旧無格社。民間の信仰が厚く、その信仰圏は関東・東北から信越にわたる広い範囲に及んでいる。例祭は5月27日。

[高橋美由紀]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

デジタル大辞泉プラス 「古峯神社」の解説

古峯神社

栃木県鹿沼市にある神社。「ふるみねじんじゃ」と読む。創祀不明。祭神は日本武尊(やまとたけるのみこと)。天狗信仰で知られる。

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