古市流(読み)ふるいちりゅう

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

古市流
ふるいちりゅう

茶道流派の一つ。千利休(せんのりきゅう)の女婿円乗坊宗円(えんじょうぼうそうえん)の養嗣子(ようしし)古市宗庵(そうあん)を始祖とする。宗庵は1625年(寛永2)豊前(ぶぜん)(福岡県)小倉城主細川忠利(ただとし)の茶頭となった。まもなく、細川侯の肥後(ひご)熊本移封とともに宗庵も熊本に移り、利休流の茶風を肥後地方に広めた。2世は養嗣子宗庵(初名宗佐(そうさ))。以下、3世宗円(そうえん)(2世養嗣子)、4世宗佐(2世実子)、5世宗佐(4世実子)、6世宗円、7世宗庵(初名三悦、6世次男)、8世宗安(そうあん)(初名理庵(りあん))、9世宗栄(そうえい)(8世養嗣子)と続き、10世宗安(初名周佐(しゅうさ)、9世長男)の代になって明治維新を迎えた。熊本を中心にして九州一円に広く伝流している。[筒井紘一]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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