古谷本郷(読み)ふるやほんごう

日本歴史地名大系 「古谷本郷」の解説

古谷本郷
ふるやほんごう

[現在地名]川越市古谷本郷

古谷上村の南東荒川右岸低地に立地。北東境で入間いるま川が荒川に合流。東は荒川を隔てて足立郡下宝来しもほうらい村・遊馬あすま(現大宮市)。古くは古尾谷ふるおやと称し、中世古尾谷庄が成立。小田原衆所領役帳に他国衆の太田美濃守資正の所領として「七百七拾六貫四百文 入東古尾谷」とみえる。中世の古尾谷庄が近世初頭の村切により当村・古谷上・久下戸くげど今泉いまいずみ古市場ふるいちば渋井しぶい木野目きのめ牛子うしこ並木なみき大中居おおなかい小中居こなかい高島たかしま八ッ島やつしまの一三ヵ村に分村したとみられる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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