叩き石(読み)タタキイシ

デジタル大辞泉 「叩き石」の意味・読み・例文・類語

たたき‐いし【×叩き石】

手に直接にぎってつちハンマー)として使った石器総称
わらをたたいて柔らかくするための台石

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精選版 日本国語大辞典 「叩き石」の意味・読み・例文・類語

たたき‐いし【叩石・敲石】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 石器時代の石器の一つ食料などをすりつぶし、または打ち砕く道具。丸い自然石を使ったものが多い。
  3. わらを細工するためたたいて柔らかにする台石。ふつう土間にある。藁打石

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防府市歴史用語集 「叩き石」の解説

叩き石

 こぶしくらいの丸い河原石を使って、ものをたたいたり、すりつぶすのに使ったものです。

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世界大百科事典(旧版)内の叩き石の言及

【臼】より

…そのため,広義には臼はものを砕いたり,磨りつぶしたり,まぜたりする道具一般を指し,きわめて多岐にわたっている。石器時代において,搗き砕く目的につかう叩き石pounder(crusher)と,磨りつぶす目的につかう磨り石rubber(grinder)とは,すでにある程度の分化を示しているが,使い方により,どちらにも共用できるものもあり,その区別はつきにくい。これらの道具がしだいに大型化あるいは効率化してゆく過程で,さまざまの形態の臼に属する道具が発達し,その機能も専用化されてきた。…

※「叩き石」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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