デジタル大辞泉 「可内」の意味・読み・例文・類語 べく‐ない【▽可内】 《「可べく」の字は、もと手紙文などで「可行候ゆくべくそうろう」のように必ず上に置くが、それを「ない」で否定して、下に付くの意。人名になぞらえて「内」を当てた》江戸時代、武家の下男の通称。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「可内」の意味・読み・例文・類語 べく‐ない【可内】 〘 名詞 〙 ( 「可(べく)」の字は、手紙文などで「可行候(ゆくべくそうろう)」のように必ず上におかれるが、それを打消の「ない」で否定して、下に付くの意。擬人名化して「内」を当てた ) 江戸時代、武家の下男の通称。可助。[初出の実例]「草履取には可介可内(ベクナイ)出来助出来平」(出典:浄瑠璃・祇園女御九重錦(1760)四) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例