可真上村(読み)かまかみむら

日本歴史地名大系 「可真上村」の解説

可真上村
かまかみむら

[現在地名]熊山町可真上・さくら丘東おかひがし一―六丁目、瀬戸せと塩納しおのう

可真川上流域にあり、北東可真下村古代の山陽道が通っていた。慶長一〇年(一六〇五)備前国高物成帳(備陽記)のカマ庄に上村とみえ、寛永備前国絵図では可真上村として高五七七石余。「備陽記」によれば山寄り集落で、岡山出石いずし町口(現岡山市)まで道程四里三〇町、田畠四〇町余、家数八一・人数五〇九、池二七。天保年間の「磐梨郡三組手鑑」では直高一千四二石余、蔵入と家臣八名の給地。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android