台湾先住民諸語(読み)タイワンせんじゅうみんしょご(その他表記)Formosan languages

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「台湾先住民諸語」の意味・わかりやすい解説

台湾先住民諸語
タイワンせんじゅうみんしょご
Formosan languages

台湾先住民の固有語の総称。話し手総数約 13万人。山岳地帯および東部で話されているが,西部平地では中国語,主としてミン (閩) 方言が用いられており,台湾先住民諸語は少数派になっている。オーストロネシア語族のインドネシア語派に属し,接辞の使用が盛んなのが特徴。 (1) アタヤル語 (タイヤル語) ,セデック語,(2) ツオウ語 (ツォウ語) ,カナカナブ語 (カナブ語) ,サアロア語 (ラアロア語) ,ルカイ語,(3) パイワン語,サインシャット語 (サイセット語) ,プユマ語,ブヌン語,アミ語 (アミス語) などがある。広義では,さらにフィリピンのヤミ語を含むことがある。

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