叱り(読み)しかり

精選版 日本国語大辞典 「叱り」の意味・読み・例文・類語

しかり【叱・呵】

  1. 〘 名詞 〙 ( 動詞「しかる(叱)」の連用形名詞化 )
  2. しかること。他の語と複合して用いることが多い。「しかり顔」「しかり声」「おしかり」など。
  3. 江戸時代庶民に科した最も軽い刑罰。奉行所白州(しらす)に呼び出し、その罪を叱責するだけで放免するもの。そのうちの重いものを急度叱(きっとしかり)という。犯罪者本人だけでなく、連座した者にもしばしば適用された。〔禁令考‐後集・第二・巻一二(1740)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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