合も不思議合わぬも不思議(読み)あうもふしぎあわぬもふしぎ

精選版 日本国語大辞典 の解説

あう【合】 も=不思議(ふしぎ)[=夢(ゆめ)]合(あ)わぬも=不思議(ふしぎ)[=夢(ゆめ)

  1. もともと占いや夢に根拠はないのだから、当たってもそれはむしろ不思議というべきであるということ。「合わぬも不思議(夢)」は口調を整えるために添えたもの。
    1. [初出の実例]「夢と申物ははかない物で、合ふも不思議合ぬもふしぎ、唯何事も墓無い夢の浮世で御座るに依て」(出典:虎寛本狂言・花子(室町末‐近世初))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む