合も不思議合わぬも不思議(読み)あうもふしぎあわぬもふしぎ

精選版 日本国語大辞典 の解説

あう【合】 も=不思議(ふしぎ)[=夢(ゆめ)]合(あ)わぬも=不思議(ふしぎ)[=夢(ゆめ)

  1. もともと占いや夢に根拠はないのだから、当たってもそれはむしろ不思議というべきであるということ。「合わぬも不思議(夢)」は口調を整えるために添えたもの。
    1. [初出の実例]「夢と申物ははかない物で、合ふも不思議合ぬもふしぎ、唯何事も墓無い夢の浮世で御座るに依て」(出典:虎寛本狂言・花子(室町末‐近世初))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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