合成エメラルド(読み)ゴウセイエメラルド

化学辞典 第2版 「合成エメラルド」の解説

合成エメラルド
ゴウセイエメラルド
synthetic emerald

人工的に合成されたエメラルド.すなわち,微量のCrを含むBe3Al2(SiO3)6単結晶.1940年,C. Chathamによって合成されたものが有名であるが,近年,フラックス法および水熱合成法によって最大30カラットのものがつくられている.超高圧合成法あるいはベルヌーイ法も試みられている.宝石としての用途のほか,レーザー発振やマイクロ波への応用が考えられている.

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

今日のキーワード

世界の電気自動車市場

米テスラと低価格EVでシェアを広げる中国大手、比亜迪(BYD)が激しいトップ争いを繰り広げている。英調査会社グローバルデータによると、2023年の世界販売台数は約978万7千台。ガソリン車などを含む...

世界の電気自動車市場の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android