合糸期(読み)ごうしき(その他表記)zygotene stage

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「合糸期」の意味・わかりやすい解説

合糸期
ごうしき
zygotene stage

ザイゴテン期ともいう。細胞減数第一分裂における第2期で,細糸期厚糸期の間にある。両親からきた1本ずつの相同染色体が互いに接近し,全長にわたって相同の部分で対合を行う時期。対合は染色体上の1点 (多くは動原体) または数点から始りやがて全長に及ぶ。この時期は時間的には比較的短いが,対合によって染色体間に交差の起る可能性が生じる。合糸期には染色体の収縮期があり,染色体の端部が花束状に開くため花束期の別名がある。

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