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動原体 どうげんたいkinetochore; centromere

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

動原体
どうげんたい
kinetochore; centromere

セントロメアともいう。染色体の一次狭窄の部分にある小粒で,紡錘糸付着点とも呼ばれる。分裂中期の染色体で,特別の固定をしたとき,点状のものとして観察される。細胞分裂のとき,この部分に紡錘糸が付着し,染色体を極に向って引寄せていく。動原体の位置は染色体の中央部や端など,それぞれ決った位置にあり,これによって染色体の型が分類される。

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大辞林 第三版の解説

どうげんたい【動原体】

核分裂における染色体の紡錘糸付着点。多くは一次狭窄きようさくとして観察される。染色体配分に重要な役割を果たす。

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世界大百科事典内の動原体の言及

【核型】より

… 核型を表示する方法は,研究に用いた生物や研究者によって異なるが,直接的表示と数量的表示が用いられてきた。現在もっともよく用いられる表示法は染色体の動原体の位置による表し方である。体細胞分裂中期にみられる染色体の形は動原体の位置によってつぎの4種に分類される(図参照)。…

【染色体】より

…パンコムギの21本の染色体の長さとDNA量の間には+0.82の相関係数が得られているし,キイロショウジョウバエの4本の染色体の長さは連鎖群の全長や唾腺(だせん)染色体のバンド数と高い正の相関を示す(表)。(2)動原体 この部位は塩基性色素に染まらず,染色体のくびれのように見えるので,第1次狭窄(きようさく)とも呼ばれる。ここは細胞分裂時に形成される微小管の付着する部位になっており,染色体の分裂前期における核板への移動(前期移動)と分裂後期における両極への分離(後期移動)に決定的な役割を果たす。…

※「動原体」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について | 情報

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