吉書奉行(読み)きっしょぶぎょう

関連語 名詞

世界大百科事典(旧版)内の吉書奉行の言及

【吉書始】より

…これは毎年正月2日の管領邸御成始の際に行われ,神事,農桑,貢賦に関する3ヵ条を書き立てた吉書に将軍が判をすえ,関東の7ヵ国(武蔵,相模,伊豆,駿河,甲斐,出羽,陸奥)の国々に下すのが例であった。そしてまた,吉書を進める役も,鎌倉幕府では奉行人のいずれかが時に応じて勤仕したようであるが,室町幕府においては吉書奉行という職名が定められ,斎藤,飯尾,松田の諸氏が代わる代わるこの奉行を務めた。なお,室町幕府では,将軍の代替すなわち就任後に初めて吉書に判を捺す儀を,とくに判始と称して,他の吉書始と区別するようになっている。…

※「吉書奉行」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

《料理されるためにまないたにのせられた魚の意から》相手のなすに任せるより方法のない運命のたとえ。まないたの鯉こい。[類語]俎板まないたの鯉こい・薬缶やかんで茹ゆでた蛸たこのよう・手も足も出ない...

俎上の魚の用語解説を読む