吉蔵新田(読み)きちぞうしんでん

日本歴史地名大系 「吉蔵新田」の解説

吉蔵新田
きちぞうしんでん

[現在地名]川口市安行吉蔵あんぎようきちぞう

領家りようけ村の東に位置し、南流する伝右でう川右岸の低地の村。村名は開発人に由来するという。田園簿では田一四三石余・畑四石余で、領主名の記載はないが、国立史料館本元禄郷帳では関東郡代伊奈領とあり、周辺の伊奈領の村村と同様とみられる。寛政四年(一七九二)伊奈氏改易に伴い上知され、以後幕末まで幕府領(「寛政重修諸家譜」・改革組合取調書など)。享和三年(一八〇三)の家数一二、人数六七(うち道心一)となっている(「田畑家数反取米永書上帳」中山家文書)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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