日本歴史地名大系 「赤山」の解説
赤山
あかやま
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
…彼らが集団で居住した新羅坊は,東シナ海沿岸地方の楚州,徐州,登州などにあり,いずれも中国大陸と朝鮮半島とを結ぶ水路の要地にあたる。なかでも登州付近の文登県赤山村のものは,日本の天台僧,慈覚大師円仁が唐への旅の途上滞在し(839,845),その旅行記《入唐求法(につとうぐほう)巡礼行記》の詳しい記録によって知られる。当時,9世紀前半には国内の飢饉のため唐に流亡する新羅人も多く,また張保皋(ちようほこう)が東シナ海の海上権をにぎり貿易を独占して,その唐側の拠点の一つとして赤山がとりわけ繁栄した。…
※「赤山」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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