吉高郷(読み)よしたかごう

日本歴史地名大系 「吉高郷」の解説

吉高郷
よしたかごう

和名抄」所載の郷で、同書高山寺本など諸本とも訓を欠く。ヨシタカであろうか。現印旛村吉高が遺称地と考えられるので、これを含む一帯に比定される。印旛沼西岸の印旛村域には前方後方墳吉高山王よしたかさんのう古墳をはじめ油作あぶらさく古墳群などの前方後円墳二三基・円墳一九六基・横穴九基が確認され、また平賀ひらか遺跡群吉高家老地よしたかかろうじ遺跡など古墳時代より奈良・平安時代の集落遺跡一三〇ヵ所以上が所在しており、印旛郡でも遺跡の密集度の高い地域である。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android