日本歴史地名大系 「遺跡群」の解説 遺跡群つなぎいせきぐん 岩手県:盛岡市繋村遺跡群[現在地名]盛岡市繋 下猿田・湯ノ館・館市繋温泉北側、御所(ごしよ)湖南岸の繋大橋の東西に広がる一〇ヵ所の縄文遺跡群。雫石(しずくいし)川によって形成された段丘・尾根上台地・沖積地に位置し、標高一八〇メートル。調査は繋IV遺跡・繋V遺跡が昭和四八年(一九七三)・同四九年に御所ダムの建設に伴って行われ、ほかの八遺跡は同五二年・五三年・五四年に行われた。下猿田(しもさるた)I遺跡からは縄文後期から晩期の竪穴住居跡四棟・土壙二七基が検出され、縄文早期中葉―後葉の貝殻文土器、後期・晩期の土器片と石器が出土。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by