名女川庄三郎(読み)ナメカワ ショウサブロウ

新撰 芸能人物事典 明治~平成 「名女川庄三郎」の解説

名女川 庄三郎
ナメカワ ショウサブロウ


職業
能楽狂言方(鷺流)

生年月日
文政3年

出生地
江戸(東京都)

経歴
鷺伝右衛門派の名女川六左衛門家9代目。兄辰三郎が天保8年に没したため、10年12月家督を相続する。確かな芸で「武悪」「釣狐」などを得意とし、14代将軍徳川家定のお気に入りであったと云われる。慶応4(1866)年8月、幕府へ暇を願い出て吾妻能狂言創設に参加、以後狂言方の棟梁として活躍。吾妻能狂言が衰退した後、18年頃能界に復帰した。晩年は再び能界から去り、息子の市太郎・米太郎も家芸を廃した。

没年月日
明治36年 12月16日 (1903年)

出典 日外アソシエーツ「新撰 芸能人物事典 明治~平成」(2010年刊)新撰 芸能人物事典 明治~平成について 情報

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