向井良吉(読み)むかい りょうきち

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「向井良吉」の解説

向井良吉 むかい-りょうきち

1918-2010 昭和後期-平成時代の彫刻家
大正7年1月26日生まれ。洋画家向井潤吉の弟。昭和26年行動美術協会会員。36年高村光太郎賞,日本国際美術展優秀賞。56年芸術選奨。同年武蔵野美大教授。59年中原悌二郎賞。白銅,アルミニウムを素材として制作,国際展にも多数出品する。戦後の抽象彫刻を代表するひとり。一方,昭和21年マネキン製作会社の七彩工芸(現・七彩)を創業して社長,52年会長となるなど業界の発展にもつくした。平成22年9月4日死去。92歳。京都出身。東京美術学校(現東京芸大)卒。作品に「勝利者の椅子」「蟻の城」など。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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