向小駄良村(読み)むかいこだらむら

日本歴史地名大系 「向小駄良村」の解説

向小駄良村
むかいこだらむら

[現在地名]白鳥町向小駄良

越佐こつさ村の北、長良川右岸の河岸段丘平野と油坂あぶらさか峠麓に立地。越前街道が白川しらかわ街道を分岐し、向小駄良川が長良川に合流する付近に集落がある。慶長郷帳には「こたら共」、元和二年(一六一六)の村高領知改帳には「こたら向こたら共ニ」とみえ、高一千九八石余。このうちこたら分が分離した。正保郷帳に村名がみえ、田方九一石余・畑方五九石余。元禄郷帳では高二四三石余。宝暦四年(一七五四)の村明細帳(向小駄良区有文書)によれば、田七町余・畑一四町六反余、家数四一・人数二四八、馬八・牛一六。同六年の郡上郡村高覚帳(鈴木文書)では家数四五、うち水呑五。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

部分連合

与野党が協議して、政策ごとに野党が特定の法案成立などで協力すること。パーシャル連合。[補説]閣僚は出さないが与党としてふるまう閣外協力より、与党への協力度は低い。...

部分連合の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android