君子危うきに近寄らず(読み)くんしあやうきにちかよらず

ことわざを知る辞典 「君子危うきに近寄らず」の解説

君子危うきに近寄らず

君子は身をつつしみ、危険に近づくようなことはしない。

[使用例] 君は、そういうときの女の恐さをよく知らないから、かんたんにいうんだ。男という者は、だいたいにおいて、そういうときには、君子危うきに近寄らずで逃げておく方が無難としたものだ[源氏鶏太停年退職|1963]

[解説] いかにも漢語風の響きがありますが、漢籍から直接出たものではないようです。都合の悪いことや苦手なことを敬遠する際、冗談めかして言い訳に使われることも多いことばです。

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