デジタル大辞泉 「吸引瓶」の意味・読み・例文・類語 きゅういん‐びん〔キフイン‐〕【吸引瓶】 吸引濾過に用いる肉厚のガラス瓶。上部にブフナー漏斗を指し込み、脇の口に真空ポンプをつないで減圧を行う。ブフナーフラスコ。真空フラスコ。北里フラスコ。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
日本大百科全書(ニッポニカ) 「吸引瓶」の意味・わかりやすい解説 吸引瓶きゅういんびんfiltering flask 吸引濾過(ろか)の際に用いられる濾液の受器。ドイツの発酵化学者ブフナーの名をとって、ブフナーフラスコとよばれることもある。耐圧性の厚肉ガラス製で、上部には漏斗(ろうと)を装着するための口があり、側部には減圧排気用のポンプに連結する管がついている。ポンプとしては水流ポンプが用いられることが多い。一般に、沈殿を必要とし、濾液や洗液が不要なものを濾過する場合に利用される。濾液・洗液を必要とするものの場合には、原理的には同じ構造となる濾過鐘(しょう)を用いるとよい。[岩本振武][参照項目] | 化学実験 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例