吹き交わす(読み)ふきかわす

精選版 日本国語大辞典 「吹き交わす」の意味・読み・例文・類語

ふき‐かわ・す‥かはす【吹交】

  1. [ 1 ] 〘 自動詞 サ行四段活用 〙 風があちらこちらから入り乱れて吹く。吹きかう。
    1. [初出の実例]「しるらめや宿の梢をふきかはす風につけてもおもふ心を」(出典:長秋詠藻(1178)中)
  2. [ 2 ] 〘 他動詞 サ行四段活用 〙 笛などを互いに吹き合わす。
    1. [初出の実例]「かくてれいの君だちは、ことひき、しもべわらはふえふきかはす」(出典:宇津保物語(970‐999頃)吹上上)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android